国語の基本は「主語」「述語」Vol.2

一番言いたいことは最後

今日は主語に続いて、述語。

述語とはそのまま述べる言葉。言いたいことを述べる。
これが日本語では最後にくる。

英語と比較すればわかりやすくて、

私はりんごを食べた。

I ate an apple.

英語は述語にあたる部分の動詞が、主語の次に来る。
それに対して日本語は、述語が最後にくる。

そして、前回も出てきた「目的語」の位置がとても大事。
日本語は「主語」「目的語」「述語」の順。
英語は「主語」「動詞」「目的語」の順。

つまり最後に述語がくる。
ちなみに、述語は主語と違って省略できないことが多い。
なぜなら、言いたいことだから。というのが基本的な述語の説明。

他にも、形容詞も名詞もある、なんていう細かい話もありますが、一旦おいておきましょう。

待つのが大事な日本語

ここからは、ベンの所感ですが、

述語が最後にくることによって、日本語は相手の話を最後まで聞かなければ真意が掴めません。

つまり、待たなければなりません。

私はりんごを食べた。
私はりんごを食べたい。
私はりんごを買った。

I ate an apple.
I want to eat an apple.
I bought an apple.

りんごをどうしたの?

を知るためには最後まで聞かなければなりません。
もちろん英語でも最後まで聞かなければわかりませんが、何をか?という部分が最後にきます。

後ろから作っていくのが日本語

これは作文や、記述のコツにもなりますが、この最後の述語から組み立てるのが大事です。

というのも、この言葉がズレると作文は意味が通じにくい文章になります。

意味を通じやすくするためにも、最初に核となる述語をはっきりすることで、最後の着地点を明確にすることができます。

その着地点、終着点に向かっていくためにセットとなる「主語」や「目的語」を考える。
この流れが一文単位で掴めれば、文章全体の終着点を決める時にも流用することができるようになります。

つまり、目的地や終着点を決めずに作文を書くから書きにくい、というだけです。この原理を知るだけでも子供の作文能力は大きく上がります。

文章を書くのに、学校の先生はとにかく書きなさい、と言いますが、その一歩目がわからないから書けない。一歩目をどう出せばいいかは、最後の一歩の方向が決まらないと出せないのは当たり前ですよね。

最後の一歩をまず決める。
そのためにも最後から考える。

この考え方は、全てに通ずると思います。

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悩みの解決策も、もしかすると後ろから考えるとスッキリするかもしれませんね!

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