順目と逆目

綺麗に切れる方向がある

今日は二上山山麓のマザーフォレストで、杉を角材に仕上げる作業をしてきました!

初めて使う電動かんな。まだちょっと手が痺れてます笑

一般的には切った木は製材所へ運ばれます。しかし、それにもお金がかかるし、車を手配する手間もかかる。
電動かんなも一式あるし四本だけやから自分たちでやろう!

と言うことで、去年末に切った杉を先週チェーンソー製材が始まりました。基本的にはチェーンソーで製材はしないそうですが、製材所にでも行かない限りでかい丸鋸(まるのこ)はありません。ということで綺麗に真っ直ぐにはならないが、できる限り真っ直ぐしようということで切り始めました。

そして今週はその一次製材した杉を角材に電動かんなで仕上げていきます。

素人にはなかなか重労働です。まず電動かんなの使い方を習うところから、刃の調節を色々試しながら。最終的にはうまくなってきた気がします。

そしてやっていく中で、こっちから削った方が綺麗に削れるな、というのがわかってきます。それを師匠に聞くと、気には順目と逆目がある。とのこと。切りやすい方向が決まっています。角材なので4面ありますが、それぞれの面でもかんなのかけやすいにくいがある。板目や正目もあります。

人間にもいろんな面がある

黙々と木を削りながら思ったのは、なんか教育も一緒だなーっと。

この子にはこんな接し方がいいな、とか、こんな質問がいいな。と考えながら授業をしたりしています。でもこの子にはハマらないな、とか違う角度の方がいいかな、とか。

そして同じ生徒でも違う分野の話をするときは食いつき方が違う。木材のかんながけも一緒で、この木材のこの面はこうした方がいいなとなんとなくわかってきました。が、全部が全部一緒ではありません。

人間も同じ。

一般的には同じ教科書を使って、同じ話をして、同じ考え方やアプローチをする。

それって非効率だな〜。

っとしみじみ思いました。

適材適所

今回は杉を製材しましたが、用途は門柱です。キャンプ場の入り口に立てます。ログハウスをするにはやっぱり長持ちするヒノキがいいとか、外国の木材の方がいいとか、用途によって使う木材は様々です。

昔からある言葉ってやっぱり洗練されていて使い勝手がいいですね。まさに人間も人材です。

適材適所。向かないところには行かない方がいい。向いていないことはしない方がいい。その代わり助けてもらえる関係性など信頼を常々気づいていかなければいけない。

自分には向かないからやらない。

じゃーそれは誰がするのは?という事も同じように考える必要がある。ちなみにベン自身は山作業に向いていません笑 体力もパワーも他の男性よりないです。

その分他の事でカバーする。それこそ、チェーンソーを使うよりチェーンソーの使い方を教える方が上手です。笑 何が起きているのかわかりませんが、自分でやるより説明して他の人が上手くなるのです。

そんなこんなで感じた、適材適所と磨く方向性。

せっかく勉強をするんだから、せっかく修行をするんだったら、自分の向いている方向や性質にあった方法を探してから突き進んだ方がより精度も上がるのではないでしょうか?

少なくとも僕は木工の道に突き進むのは向いていないと思います。 なぜか木が曲がっていきます笑

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