信念が道を拓く

世界遺産

油断してしまいって配信が日を跨いでしまいました。反省です。。。

切り替えて、今日あった出来事から書いていきます。

今日は高野山に行って金剛峯寺で開催された、家田荘子さんの説話を聞きにいきました。

作家、タレントをされながら、僧侶もされている家田さん。
ご自身の経験もそうですが、さまざまな人生を歩んできた方々にインタビューをして、ノンフィクション作品を多く書かれています。特に有名な代表作が「極道の妻たち」。

ご縁あって、お知り合いになってから説話も聞きに行かせていただいてます。

お話の内容は弘法大師・空海のお話から、どう人生を生きていくか。ギュッと凝縮したあっという間の30分でした。

お話の冒頭で、コロナが明けて観光客が戻ってきて電車やケーブルもパンパンで、外国人の方も多くいらっしゃいますね。とありました。

何も考えずに、家田さんのお話を聞きに高野山に行ったわけですが、言われてみれば高野山は世界遺産に認定されているのです。

高野山の魅力

神社好きの僕は、神社巡りで日本のあちこちにいきました。東北はまだ行けていないですが、九州から関東まで今まで行ってきました。

その流れで、やっぱりお寺にもいきます。

お堂に入って気になったのが、外国人観光客。

英語を話している欧米人の三人組が何かを話しながら、横を通った時に、「ah-han」と聞こえてきました。

一人の女性が頷きながら何かに納得されていました。
もちろんこの御三方は家田さんのお話は聞かれていません。
何を話していたのかも僕は知りません。

が、「一体どれだけ高野山や弘法大師の歴史的背景を理解しているのだろう?」という疑問が浮かびました。

おそらく日本人でも高野山について説明してください。と言うと、2、3行で終わってしまいそうな説明になるかと思います。

よくあるのが、僕もそうでしたが、そもそもお寺と神社ってどう違うんだっけ?

とまでなってしまうかもしれません。

それがいいか悪いかは置いておいて、家田さんの説話は日本語として理解できて、弘法大師の偉業をネイティブの言葉として聞けたことにありがたみを感じました。

もしかしたらさっきの三人組の内の一人がとてもお寺に精通していて、ものすごく丁寧に説明していたのを聞いて。「ah-han」と言ったのかもしれません。

ですが、高野山の魅力としてはその系譜を綿々と受け継がれてきた1200年の歴史の重みにあるのだと思いました。

歴史の重み

歴史の重みは年月をかけてしか得られません。

その人がどれだけ大富豪だろうが、どれだけの権力者であろうが、買うことも作り上げることもできません。

しかも個人の歴史は、その個人の人生と共に風化していきます。亡くなればそこで一旦の幕をおろし、語り継ぐ人がいなければ終わります。

それが1200年後の私たちに伝え聞くことができているという価値は世界でも有数の存在だと思います。

世界各地に世界遺産があり、大自然の豊さや文化的な背景のものもたくさんありますが、高野山=弘法大師空海となるぐらいの圧倒的な個人がいるのはまさに偉業なのだと改めて感じさせられました。

今日の説話の中で一番印象的だったのが、

「台風が来ようが、大荷物を背負わなければいけなかろうが、行けばいい」

と言うお話しでした。

弘法大師が遣唐使として中国に海を渡った時代には航海技術も今ほどではなく、船が難破して夢半ば辿り着けずに帰って来れないこともありました。
しかも渡ったのは夏から秋にかけてという事で台風が多い季節でもありました。

ですが、それを理由に行かない、なんていうことはあってはならない。どんな困難であろうが、自分の指名として行くのであればきっとやり遂げられるはずだ。
という強い信念が大事だということでした。

結果、航海意外にも天皇陛下との約束である厳しい制約や処刑になるかもしれない禁を犯してまで自分の信念を曲げずに行ったギリギリの数々の上に、1200年後に世界遺産にもなるような高野山がなり得た。

そんな壮大なお話を聞かせていただいて、やっぱり自分の信念が一番大切なのだと考えさせられました。

「あなたには数多くの困難があると分かっていてもやり遂げたいと思うような信念、使命がありますか?」

そんなお話を膝を突き合わせてお話しできるような自分でありたいと、思っていたら、更新の日が一日日付遅れてしました。

また明日から(今日もう一個あげます)引き続き続けていきたいと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA