虫と人
永遠のテーマ
意外というか、結構本質的な部分で人間の永遠のテーマとして「虫」があるのかなと思います。
と言うのも、以前の記事でも書いた夏のミロク塾キャンプ①の会場であるマザーフォレストへ今日も作業に行っていきました。
先日、短時間に大雨が降る日がありました。山の表情は様々で、雨がふるともちろん変わります。特に大雨は変わります。
元々竹藪で人が入らなかったところを開拓したばっかりなので、まだまだ色々なことが起きます。
特に気になったのが虫の多さでした。
ハエが多くいたり、この感じだと夏本番は蚊も多くなると思います。
ですが、それこそが自然だなと感じました。
少し横にも作業場があって、そこでは石垣を組んだりました。
そして、ふと今日の作業中に木陰からふわっと黒い何かが飛び込んできました。
慌てて飛び避けると、それは黒い蝶でした。
知識が全然ないので、一見アゲハ蝶に見えたんですがおそらく違います。
不思議な蝶で気にしていたら、キャンプ場の方にもその後おそらく同じ黒い蝶がいました。
ハエと蝶。くくりとしては同じ「虫」なのになぜこうも受け取り方が違うのか。。。
不快を快に、ではなく不快でないにする
街中に住んでいると、ハエ一匹、アリ一匹が気になります。
一言で不快と言ってもほとんど違和感がない。
積まれているブロックを移動させたときに、そのブロックの裏がアリの巣になっていました。
大勢のアリ達が逃げる姿をみて、これを不快だとは思いませんでした。
同じ虫でも状況によって不快かどうかが違う。
僕の体験では、初めて外でテントも使わず寝袋一つで寝た時です。
山歩きの師匠のPeg.のMASARUさんと一緒に泊まったキャンプで、
「今日は絶好のカウボーイスタイルの日ですね。寝袋一個で星空を眺めながら寝ましょう!」
その時は不安でした。
虫に噛まれないかな?蛇とか来ないかな?猪とか来ないかな?
「大丈夫!その疑問は朝起きた時に答えがわかる!」
そして迎えた朝、心配していたことは起きませんでした。
ですが、おそらく蚊に噛まれたであろう赤いぽちっとしたものが顔にありました。
それも込みで寝袋一つで寝て本当に良かったと思います。
受け入れる態勢は体験と導き
人間が自分にない考え方を受け入れるのが本当に難しい生き物だと思います。
変わることが難しかったり、安心できる状況が好きだったり。
それは普通のことだと思います。
それがあるからこそ、種として残ってきたホモサピエンスです。
しかし一方で、新たな考え方を取り入れてきたから、という側面もあります。
それはとても辛いこと。大変な事。そして嫌なこと。
その逆転現象はいつ、どうやって起きるのか?
僕の寝袋体験もそうですが、安心できる誰かが横にいてくれるのは大きいのだと思います。
一人で新たな道に行くのは難しいです。それをやる偉人も少なからずいます。
ですが、そんな天才達だけが未来を作るのではなく、一人一人が作っていくものだと思います。
そのためには、そうやって自分の枠を外してくれる、考え方を変えてくれる人だったり場所だったりイベントだったり、環境が必要だと。
そんなコミュニティ、場所にミロク塾が慣れればなと改めて思いました。