神道の国、日本
信じるものが何なのか
今日は時間があったので、石上神社(いそのかみじんじゃ)と大神神社(おおみわじんじゃ)に行ってきました。
お参りして、手を合わせて感謝とお祈りをしているときにふと思いました。
「なんでみんな黙ってこれをやっているのだろう?」
僕は神社巡りを先生にくっついて日本各地の神社に由来を聞きながら行ってきた背景もあります。
だから他の人よりも信じる裏付けや思うところが多くあります。
ですが、おそらくそういった知識なども無い方も老若男女もみんな同じようにやっています。
授業内でもよく話している内容で、本音を言うとどこまで話していいんだろうか?
と思う時も正直あります。
それでも僕は、僕が教えてもらってきたことをみんなに伝えたいと思っています。
なぜ日本には神社があって、お寺があって、手を合わせて祈る国なのか。
宗教のない宗教国家
22歳でアメリカ留学に行った時に一番衝撃を受けたのが、世界の宗教事情です。
本当に世界では色々な宗教があって、目の前で色々な宗教の価値観を目の当たりにしました。
ラマダンという断食をするイスラム教のサウジアラビア人、全員同じ格好をしているユダヤ人達、結婚するまで性行為をしないキリスト教の韓国人、めちゃくちゃ優しくしてくれる仏教のラオス人。
アメリカに行って何を一番感じたかというと、そういう意味で世界は広い、ということだったのかもしれません。
して、よく聞かれる質問が、あなたは何の宗教なの?日本人は仏教徒が多いの?という質問でした。
そしてそこには答えられない僕がいました。
日本に帰ってきてからその答えはまだ見つけきれていないのかもしれません。
正月は初詣に行き、バレンタインにチョコを買い、夏にはお盆祭りがあって、ハロウィンで仮装をし、クリスマスを楽しみながら、年末は除夜の金を聞く。
結婚したら教会で神父の前で結婚を誓い、人が死んだらお坊さんにお経を読んでもらい、受験や病気の回復祈願には神社に行く。
本当に世界的に見たら、異様な国だと改めて思います。
でも、それが日本であり、日本人、大和国だということも改めて感じます。
その源流にあるのはアニミズムと多神教国家でした。
知っておくべきメタ認知
世の中には知らない方がいいこともあるのかもしれません。
しかし、知っておくといい事もたくさんあると思います。
「考える力」をミロク塾で大切にしています。
考える上で、何かを実践する上で知っている事が役に立つことが多くあります。
また、知っていることで視座が高まり、発想や視点が上の次元からものを見れるようになると思います。
そういった事をメタ認知と言います。
メタ、とは近年facebookが社名を変えたことでも話題になったり、メタバースで有名になった言葉です。
元の意味としては「高次の」とは「全体の」という意味になるそうです。
目ちなみにメタバースはメタとユニバースから生まれた造語で、高次の宇宙を自分たちで作り上げるという意味です。
今一度、日本という国、日本人の存在意義、神道と仏教が混ざり合った奇跡、さらにキリスト教の考え方も取り入れた現代、そういったものを上の次元から眺めてみてはどうでしょうか?
日本人はあらゆるものを受け入れられる受容性の高さがあると言われています。
その源流に迫って行くような考え方を渡していけたらと思います。
その上で、あなたはどんな人生が送りたいですか?
その人生を応援したいし、輝かせて行きたい。
そのためには、僕自身が輝いていかないといけないなと思いました。